連結会計ソフトとは、その名のとおり連結決算書を作成するソフトウエアで、連結合算仕訳、連結修正仕訳などをシステム上で行い、複数の連結グループ会社の決算データの一元管理のサポート等を行なってくれるものです。
連結会計ソフトと個別会計システムとの違い
連結会計ソフトはあくまでも連結グループ内の決算書の合算、連結修正等を行なうことを目的としているため、連結会計ソフトには弥生会計や勘定奉行といったいわゆる一般の会計ソフトのように個別企業ごとの元帳や決算書を作成する機能そのものはありません。
したがって連結会計ソフトを導入する場合には会計ソフトを別に導入し、その会計ソフトにより作成した決算データを基礎として連結会計ソフト上で連結決算書の作成を行なうこととなります。
連結会計ソフトの仕組み
連結会計ソフトの簡単な仕組みとしては、連結対象会社それぞれが作成した個別の貸借対照表及び損益計算書等の財務データを連結会計ソフトにデータ転送、もしくはCVS形式等で取り込み、その取り込んだ財務データを連結会計ソフト上で一元管理し、連結消去仕訳等の連結処理を連結会計ソフトの中で自動もしくは手動で行っていくというものです。
なお、連結会計ソフトは連結決算業務を行う親会社のみで導入すればよく、連結子会社側で導入する必要はありません。