同じグループでも、国や業種によって会計基準や科目、決算書の形はばらばらです。連結会計ソフトを使うと、こうした違いをそろえる作業や、在外子会社の換算を自動化できます。
この記事で分かること
- 連結会計ソフトを使わない場合の苦労
- 連結会計ソフトで自動化できる作業
- 導入のメリット
- 導入前に確認したいこと
連結会計ソフトの利点(連結会計ソフトを使わない場合)
通常、同一企業グループであってもその会社が所在する国によって適用される会計基準が異なります。
また、同じ国であっても事業を多角展開している連結グループの場合には、業種を異にするごとにそれぞれ異なる会計処理の基準を採用していたり、財務諸表の表示方法が異なるというのはよくあることです。
したがって、単純に決算書の数字を合算するだけの作業であっても会計処理の統一や財務諸表の組み換え等々大変な労力を要します。
連結会計ソフトの利点
したがって処理が煩雑になる場合には連結会計ソフトを導入するのがおすすめです。
この場合、会計処理の統一や財務諸表の組み換え等の単純なルーティンについては、あらかじめ初期設定にしておくだけで毎回、自動処理として組替え作業を行ってくれます。
また、在外子会社がある場合に、その在外子会社の円換算は非常に大変な作業となりますが、連結会計ソフトを導入することにより一括して決算日レートで換算、または平均レートで換算というようなことが簡単に行なえます。
LIST自動化できる主な作業
| 作業 | Excelの場合 | 連結会計ソフトの場合 |
|---|---|---|
| 科目の組替 | 毎回手作業で組み替える | 初期設定した対応表で自動で組み替え |
| 在外子会社の換算 | レートを調べて科目ごとに計算 | レートを登録すれば一括換算 |
| 連結消去仕訳 | 毎期つくり直す | パターンを登録して自動で作成 |
| 開始仕訳 | 前期の仕訳から手作業で作成 | 前期の連結仕訳から自動で作成 |
| 照合 | グループ間残高の差額を手で確認 | 差額を自動で一覧表示 |
CHECK導入前に確認したいこと
- グループの規模(会社数・在外子会社の有無)に合っているか
- 今使っている会計ソフトからデータを取り込めるか
- 注記やセグメント情報の作成まで対応しているか
- 導入費用と毎年の保守費用、サポート体制
-
-
連結会計ソフト一覧
実務ルートSTEP 4/4注記の作成とツールの活用仕組みから理解する → 連結会計ソフトには、大企業向けの高機能な製品から、中堅企業向けの手ごろな製品まで、さまざまなものがあります。代表的な製品と、選 ...