連結決算の手順をイメージで解説



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連結消去仕訳

  1. 個別決算書の修正
  2. 投資と資本の相殺消去(資本連結)
  3. 債権債務の相殺消去
  4. 内部取引の相殺消去
  5. 未実現損益の消去
  6. 持分法の適用


債権・債務の相殺消去とは

親会社子会社は法律的にはそれぞれ独立した会社であるため、それぞれの個別貸借対照表には連結会社以外の債権債務であるか連結会社相互間の債権債務であるかに関わらず全ての債権債務を記載しなければなりません。

しかし、このうちの連結会社相互間の債権債務は、連結適用会社を単一の組織体としてみた場合には単なる内部取引に過ぎないため、連結決算書の作成にあたっては除外する必要があります。

したがって、連結会社相互間の債権債務は連結決算書作成上、相殺消去し、双方で残高をゼロとします。その際の連結消去仕訳は以下のとおりとなります。


(買掛金) ××× (売掛金) ×××

なお、売掛金などの金銭債権については通常貸倒引当金が設定されています。したがって連結消去仕訳で売掛金などの金銭債権の金額を減額する場合には同時に、その金銭債権に対して設定されている貸倒引当金も消去する必要があります。


(貸倒引当金) ××× (貸倒引当金繰入) ×××

なお、貸倒引当金繰入の減少は、当期純利益の増加として貸借対照表の利益剰余金をプラスします。この利益剰余金の変動も株主資本等変動計算書に反映させます。




債権債務の相殺消去の具体例

親会社P社が支配従属関係のある子会社S社に対して商品100を掛けで販売した。その際、P社、S社は個別決算上次のように会計処理を行なっている。なお、連結決算日現在代金の決済は未済みである。この場合の連結消去仕訳(内部取引の相殺消去、債権債務の相殺消去)はどうなるでしょうか?


P社

売掛金 100 売上高 100

S社

仕入高 100 買掛金 100


解答はページ下部にあります。




解答:(内部取引の消去)売上高100/仕入高100、(債権債務の相殺消去)買掛金100/売掛金100



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